すっごいおいしい商売考えたよ?w

  • いかにも面白そうな、もしくはグラフィックのきれいなゲームを、お隣の国から買ってきたり、手持ちのタイトルを移植したりして「ネット対応PCゲーム」として発表。
  • パッケージ売りよりも、クライアントはネットで配布し、別途課金が望ましい。
  • アカウント作成時にはこっちの都合で一方的に作った規約への同意を要求する。どうせよみゃしないので、何書いてもOK。
  • なお、その規約には「本ソフトウェアを利用してお客様が何らかの損害を受けられても、当方には責任がないものとします。」「いかなる理由であっても、一度支払われた料金は返金出来ません。」の項目を必ず入れること。(なお、恐らく法的にはこの条項は無効。)「予告なしに(契約後に)規約を変更してもよい」も忘れてはいけない。
  • ゲームは未完成、もしくはバグだらけでも全然OK。だらだらアップデート、リファインと称してフィックスしていけばよし。デバッグ作業は客がやってくれる。
  • プログラムには、チートやRMTができる穴を残しておく。もちろん規約で禁止する。
  • 適当に人が集まり、出て当然のクレームが来だしたら、とんちんかんな対応で「バカ運営」であることをアピールする。しつこく言ってくるのは全部クレーマーとして無視。客があきれはじめたら勝利。
  • ほっておけばチートやらRMTやら勝手にはじめるので、目についたのは、実際にやっていようとなかろうと片っ端からBAN。もちろんお金は返さない。なお、BANに抗議が来た場合の返信テンプレートは「理由を書くと調査方法が分かってしまうので書けない。」「お客様が一番よく分かっていらっしゃるはずです。」


これで、BANした奴からは金をただ取りでき、サーバーの負担も抑えながら、適当にだらだら運営してもOKな状況に持ち込める。ここまで持ち込むまでが勝負なので、最初は「こんどこそまともな運営会社かも・・・」という期待は煽るだけ煽っておく。導入部のみ作り込んで無料の「ベータテスト」で客寄せを行うのも通例。携帯機で数百万本売れたタイトルを移植した大型国産ネットゲームなんて、お隣の国製ゲームでうんざりした客には訴求力抜群といえる。
ファーマーは金を払ってくれる限りは客なので、基本は放置。時々大量BANしても、奴らも商売だからすぐもどってくるので、顧客へのアピールとしてやってもよい。クレジットカードの不正利用など、金を払う気がない奴には厳しく対処する。
なお、ここまででたらめをやって、なおかつまだ残った客は、もう何をされても文句も言わず、勝手に規約を法律かなんかと勘違いしてくれる従順な客なので、ほっておいてもOK。何年も金を落としてくれる。時々、出来る範囲のアップデートをしてお茶を濁していればいい。なお、このアップデートは見た目が派手で面白そう、と言う点だけが重要で、実際に面白い必要はないし、追加要素でバグだらけになっても、だらだらフィックスしていけば・・・。



ポイント
■開発、運営予算は、総額的には大きいが、かなりの長期スパンで考えることが出来、金はせっせと客が落とし続けてくれる。立ち上げ時は未完成でも客は納得。
■どうせ未完成なゲームなので、客が集まらなかったらさっさと一方的に「サービス停止」すれば、ゲーム開発としては損切りが楽。どうしたわけか、開発が失敗に終わったゲームで、ある程度の資金回収も見込めたりする。
■実際には半分詐欺だが、違法性はない。
民事訴訟の可能性はあるが、「たかがゲーム」なのでそこまで行くのは希。
■モットーは「悪いのは全部客」。



この商法に対する世間の反応。

  • ネットゲーム自体が麻薬性があってやってはいけないもの。私は恋人を奪われた。やるあなたがわるい。(よくわからないけど、後ろめたい気持ちにさせる。)
  • 切れる唯一のカードは「客側から契約破棄」なのに、出来ない客が負け。(消費者の権利を放棄して悦に入る。)
  • この業界は問題があるので、客も契約前によく考えろ。(消費者センターのステートメント。お墨付き)


*なお、すでに散々荒らし回られたあとなので、新規参入は難しいものと思われるが、まだだませる客は少なくないので、次の手に期待。
 ええ、ええ、だまされますともw暇だからなw