おそロシア

しかし、なんといっても今回のでオドロイタのはロシア軍の反応の早さ。
プーチンが北京に外遊中だというのに、速やかな反撃、グルジア本土空爆黒海艦隊を使っての海上封鎖まで行ってる。
これが、ソ連だったら、「平和維持軍」は命令がないと攻撃されても動けず、最高権力者の命令をもらおうにも、オリンピックで物見遊山気分の国家元首は間違いなくぐでんぐでんに酔っぱらっており、何がおきたか分からせるのにも苦労しただろう。(偏見はいりすぎw でも、そうでなくても、硬直化していた指揮系統から、ここまでの迅速な反応は出来そうにない。)その間にグルジア軍は南オセチア主要部を制圧、既成事実化して、全面戦争に発展することを恐れるNATOアメリカあたりを通して和平交渉を行い、最悪でも南オセチアの一部は切り取ることに成功したかも知れない。
今回のもひょっとすると、プーチンが北京にいるのをいいことに、「オリンピック中は戦争しない」という都市伝説に鑑み、西側首脳がうじゃうじゃいる中で、さすがのプーチンも思いきったこと言えないんじゃないかしら?という希望的観測から行われたのかも知れない。
ところがどっこい、プーチンはあっさりと反撃を指示し、トップがいないはずのロシア軍は迅速に行動。グルジア軍は相手がソ連ではなく、ロシアだったことを散々に思い知らされた上で、退却。
あまつさえ、プーチン南オセチア復興に500億円の援助を行うとかまで言われる始末。要塞化するかどうかは知らないけど、逆に地固めされてどうするのww
ロシアにとって最悪のシナリオは、NATOアメリカ軍がグルジア支援で動くことだったが、ここでロシア軍が存分に動いても、逆に(オリンピックでもあることだし)西側は動かないだろうという読み勝ち。完全勝利。
いや、まじでソ連より怖いかも・・・いまさらなのかも知れないけどww


一方、ブッシュは開戦後、ビーチバレーチームの表敬訪問を行っていた。GJ!さすが!!

<追記>ひょっこり戦術核が出てこないとも限らないので、そろそろ矛を収めて頂きたいな・・・