DHARMAPOINT TACTICAL MOUSEを使ってみた


ブルーバージョン(DRTCM01BL)他にブラックもあり。お値段相応の高級感はあります。
シグマA・P・Oシステム入魂のゲーム用マウス、DHARMAPOINTを買ってみました。って、DHARMAPOINTはブランド名で、「TACTICAL MOUSE」が正式名称なんですね。マウスとしての基本性能はもとより、マクロを内部のフラッシュロムに記憶させ、ドライバ無しでどこでも使えるという、非常にユニークな機能を備え、かつ、いい感じにまとまっているゲームデバイスです。こんなんほしかったんや〜って感じ。また一歩野望に・・・
そもそものきっかけは、例のリネージュ2の(アホ、バカ、シネ)ゲームガードが、以前、リネージュ2推奨マウスでもあった、ロジクール製マウス、G3(現行のへんなのじゃない、オプティカルバージョンのやつ)のサイドボタンをブロックしてしまうと言う、とほほな事態が起こったことなんですがw で、現在の推奨マウスであるところのG5は動くんだそうですよww ロジクールマウスは好きだけど、もう絶対買ってやるもんかよww(恨むならNCJにクレーム入れてくれw)
とはいえ、様々な事情により、いまだやめられない負け組の客であるところの私としては、サイドボタンがないとゲームにならず、かといって、G5に買い換えてもいずれはまた「G8なら動きますよ?」なんつうことにされるのは目に見えているため、なんとかならんかなぁ・・・と、思案していると、アマゾンの配達が・・・。DHARMAPOINT?なにこれ?また気を失ってポチっていた模様ww

G3との大きさ比較。日本人向けなのか、ひとまわり小ぶりだけど、スイッチの位置関係は非常に近く、違和感はないです。
そういえば、プレリリース読んで、G3もご覧の通りのぼろぼろやし、買い換えるのもいいかなぁ・・・ってアマゾン見ていた記憶はあるんですがw パッケージに取り替え用ソールが入っていたのは好印象。これすり減りますからね。他になんかFPSのアイテム券がはいってましたが、苦手なので置いておくとして・・・。
マウスとしての基本性能は全く問題なし。各ボタンのクリック感、センターボタンの押し込み、チルトの硬さもいいあんばい。G3からの乗り換えでは、大きさこそ小さくなりましたが、ボタン配置がG3っていうか、名機MX510系列とほぼ同じなため、ちょっと、あんた、狙ったんじゃない??て思ってしまうほど、まったく違和感なく使えます。親指と薬指がかかるところに施してある滑り止めのドライサンド加工(よくわからないけど、ようするに砂混じりの塗料を塗ってあるんですかね)がきもちええです。

ご自慢のOMRON製スイッチのポチポチ感もなかなかのサイドボタン。
ホイール下にあるのはcpi切り替えボタンで、消えてますけど、インジケーターが左側のフチにあります。

G3にあったセンターサブボタン(ホイールの上下に3つあった奴)はありませんが、ホイールが左右にチルトし、右側にもサイドボタンがあるので、合計8ボタンマウスとして、完全にMX510系代替にもできます。この、「にも」ってのがおおきなみそ。

8つめの右サイドスイッチ。これはデフォルトでは「モード切替ボタン」になっています。
実は左右クリックボタン以外のすべてのボタンに対し、マクロを割り付けることが可能となっています。しかも3モード切替が可能で、5ボタンx3で、実に15個ものマクロをマウスだけで操作できるという訳。

マクロのエディットは、専用のソフトを使用します。デザインはださいですが、このジャンルはアメリカ製しかなかったため、あちら製ソフトの見てくれの下品さに比べれば遙かにまし
エディットの方法は、レコードボタンを押して、キーを実際にうち記録するという、このジャンルでは非常に一般的な方法で行います。あとでディレイなどは調整可能。プリセットで、有名どこのFPS用のマクロがずらずらと用意されているので、これを利用するのもよし。マクロが完成したら、割り付けるボタンを選び、登録します。と、ここまでは、マウスでここまで出来るのは少なかったとはいえ、全く普通のゲームデバイスです。(なお、アホバカシネ・ゲームガードはキー入力をプロットする関係でこのソフトをお気に召さないらしく、ルート権限を偽装してブロックするため、ゲームガード起動中はエディットできません。)
このマウスの最大の特徴は、ボタンを選んでエディットエリア右にある三角ボタンを押して送ってやると、マクロはマウス内のフラッシュロムに転送され、以降、割り当てられたボタンから送られるマクロはキーボードデバイスとしてシステムに認識されたまま実行される、という点にあります。ふつうはドライバベースで行いますが、完全にハードウェアベースってこと。したがって、専用ドライバを用意しなくても、OS標準のドライバで、キーに割り付けたマクロを実行できる訳です。
これがどういうことかというと、ネカフェだろうが会社のパソコンだろうが、このマウス持っていけば、ドライバのインストール無しに同じ環境でゲームが出来るわけですね。そして、あと一つ、あのアホバカシネ、滅んでくれよ、ほんとに・・・のゲームガードといえど、ごくごく普通のキーボードデバイスをブロックは出来ない(はず・・・ってかそこまでやったら完璧にウィルスww)ってことです。これで、つるんでるんだかなんだか、G3使えなくしてG5売るためなんじゃない?って疑われても仕方がないゲームガードの仕様変更とかしても無駄無駄無駄ってことですね。ざまあみろww
とはいうものの、この右サイドモード変更ボタン、薬指で押すことを想定して、グリップする位置のやや上にあるのですが、って、つまり、握ると押しちゃうことが多々あるっていうか、押しちゃいます
ゲーム中修羅場ってるとこでうっかり押したりすると、今のモードがなんなのか分からなくなって(マウス本体にモードをLEDの色で示すインジケータはあるのですが、そういう場合に画面から目を離せる訳もなく)パニックに陥ること必至・・・っていうかパニックになりました
慣れればいいんでしょうが、どうせ左手にはn52があるので、右手だけでリネージュ2で必要な12のファンクションボタンを操作可能ってのは魅力だけど、パニック起こして死んだら元も子もないため、モード切り替え機能を殺して、ただのファンクションボタンに割り当てることに。

具体的な方法は、上記エディットソフトの右上にある「基本設定」ボタンからこのダイアログを出して、「ボタン割当」の「MODE変更」にチェックを入れると・・・

デフォルトでは2つの左サイドボタンしかなかったここに、右サイドボタンが現れるので・・・

ファンクションキーを押すだけなら、こんなマクロ・・・っていうかキー押して離してるだけだけどww・・・を登録すればOK。チルトボタンや、センターボタンに割り振る場合も同じ要領です。もちろん、もっと複雑なマクロを登録することも可能ですが、MMOで自動狩りとかはムリでしょうねぇ・・・。ゲームにもよるけどw まぁ、最近のMMO、FPSはゲーム内でマクロを持っていることも多いので、ショートカット登録だけでよしといたしましょう。

忘れるところでしたが、もう一つの特徴である布巻きファブリックケーブル。
グニャグニャだけど、汚すと掃除がたいへんそう?



総評としては、マクロやら、cpi切り替えなどなどを、マウス本体のハードウェアのみで完結してすべて管理可能というのが非常にすばらしく、とかくいろんなものに当たるロジクールマイクロソフトのドライバソフトを入れないでいい、ってだけでも買いといえる素晴らしいマウスです。(死んじゃえ!ばーか!のゲームガードはともかくとしてw)
ただ一点、残念なのがモード切替ボタンの位置で、薬指でなくて、人差し指か中指で押せる位置、たとえばホイールの上とかについていれば、握っただけで押しちゃうことは無かったんじゃないかなぁ・・・というか、モード変更ボタンを任意のボタンに割り振れるとかにしてくれるだけでもかなり使いやすくなりそう。(n52はできる)チルトで送る戻す、とか・・・よくない?なんかファームウェアも書き換え可能らしいので、このあたりは今後の対応が期待できるのかもしれませんね。
あと、ドライバベースではないため、アプリごとに違ったボタンを自動的に割り当てる事は不可能です。このへんは、性格上しかたがないです。最大の利点が逆に働いてる感じ。(まぁ、うんこちんちんのゲームガードは、アクティブなウィンドウのハンドルを取得しようとしただけでなんでもかんでもブロックするのでマイクロソフトのマウスドライバですら動かなくするのですがw)
ゲーム用とされてますが、この完成度なら、ほかのこと・・・思いつくのは、3Dモデリングでマクロ駆使して、cpi切り替えつつちまちま、とか・・・にも威力を発揮しそうな、他に類を見ない高機能多ボタンマウスで、現状においては、少なくとも私は、最高!ってかんじ。似たようなお悩みをお持ちのリネージュ2プレイヤーさまなどは、当てにならない推奨マウスなんかやめてこっちにしてみたらよろしいのではないでしょうか。

DHARMAPOINT Tactical Mouse ミッドナイトブルー DRTCM01BL

DHARMAPOINT Tactical Mouse ミッドナイトブルー DRTCM01BL