RMTと業者

リネージュ2界隈では(む)さんところの一文で、波紋が広がっているようです。
残念ながら、効果的に取り締まる方法はない・・・というか、取り締まる理由も実際のプレイヤー以外にはぴんとこないのが実情かと思われます。
やはり事実上のネット賭博と言うあたりから攻めるしかないのかなw ただし、そうなると、MMORPG自体の首を絞めることにもなりかねませんね。
それより不思議なのは、買い手よりも明らかに売り手が多いような気がするところ。業者のほうも(週刊アスキーなんでも提灯持ち漫画の例など)「当たり前のことで、やらない方がおかしい」みたいな工作が目立ち出すなど、買い手が足りていないのが明らか。
BOTを放つだけでお金が稼げるわけですから、これほどおいしい話はなく、おそらく「おいしい」という認識が広まるにつれ業者が乱立し、現状は売り手過多の危機的状態にあるように見えます。ほっておいてもいずれ崩壊するかもしれません。あちこち書いてあるように「旬は過ぎた」ってことでしょうか。
ライバルが増え、管理会社の対策とのいたちごっこも激烈化するとなれば、生き残るのはさらに巧妙化したBOTを用意できるか、BANされてもBANされてもいくらでも投入する根性のある業者のみ。はっきり言ってそれだけの労力を払えるのであれば他の仕事をした方が儲かるような気もします^^;
それよりも心配なのは、悪びれずにBOTを利用する日本人が発生したり、業者を討伐すると称して本来MMOではげすとされるはずのドロップ狙いのMPKをやってはばからない人やらが発生しはじめているところ。
BOTだらけなんだからまじめにやるのはばかばかしい、ので、自分も使う、とか、BOT退治ならMPKも容認、バグ利用もやむなし、とかは、簡単にモラルブレイクに直結し、ゲームが成り立たなくなります。
業者は儲からなくなったら違うしのぎを見つければいいわけで、荒らすだけ荒らすのになんの仮借もないでしょうが、それに影響されて勝手に「こういうものだ」なんて決めつけ、やりたい放題で「取り締まれない管理会社が悪い」というユーザーが一番の害悪かもww さらにそれを容認する態度を見せたり、実際に狩りが出来なくなるので懐柔に走ったりするのも害悪を広げるだけです。そのゲームの寿命、って観点からは、BOTそのものよりこっちが問題かもしれません。
まぁ、リネージュ2は穴だらけのシステムが最大の問題とも言えるので、これをふまえて次のゲームに期待しましょう。