DO'NT PANIC!

「え〜かねてからお知らせしていたとおり、銀河ハイウェイ建設のため、地球を破壊いたします」
「え?きいてない?こまるなぁ・・・もうずっとアルファケンタウリの事務所に告知が貼ってありましたよ?」
「では、破壊いたします。良い一日を・・・」

リネージュ2とは全く関係ないですが、銀河ヒッチハイク・ガイドが映画化されていました。
文庫版でむかぁし手に入れて、結構好きだった小説。
そのあとがきでは「あのDr.WHOに匹敵する人気を得た、BBC製作のTVシリーズのノベライゼイション」(つってもDr.WHOがわからんよね・・・。なんか10年以上もイギリスで放映されたSFドラマシリーズらしいです。)ってあったような気がするのですが、実は本来はラジオドラマで、TV版は6本しかないらしい。(イギリス旅行したときにビデオ買ったけどPALなんで未見・・・)
冒頭数ページで、上記の理由であっさりと地球は破壊され、たった一人を残して全人類滅亡から始まるというめちゃくちゃなSFです。そのたった一人、と言うのも、ごくごく平凡・・・というよりはやや情けない方のただのイギリス人青年で、生き残った理由も、数少ない友達の一人がたまたま宇宙のヒッチハイカであっただけという理由。
モンティパイソンよりはわかりやすいけど、イギリス的ブラックジョークがちりばめられた見る人を選びそうな映画ですね。原作は復刊ドットコムで再販されたりしてますが、新装版もでる模様。
マーヴィンというロボットが出てくるのですが、彼は「私は銀河ひとつに匹敵するほどの容量を持つコンピューターを内蔵しており、どんな複雑な計算でも瞬時にこなす能力があるのに、人間どもが私にたのむのは『水汲んでこい』とかばっかり・・・」と言う理由で、いつも非常に落ち込んでおり、ストーリーの都合でとある惑星に置き去られ、次に発見されるのは200年後なんですが、ずっと同じ位置で落ち込んでいたというかわいいやつです。(映画ではなんかソニーのロボットみたいになっちゃってるけど・・・。)
その他、「宇宙で最高の拷問」(最高のヴァーチャルシステムを使い、「宇宙の大きさ」を充分に認識させた後、「そして、おまえはこれだ!」と指摘する。)などなど、私的にはツボなエピソード満載なので、私は見に行きます
皆さんにお勧めかと言われると、悩みます

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